2016年 最近のネコちゃんの傾向と 動物病院とのつきあい方(他の動物も参考になります)
2016 / 10 / 26 ( Wed ) 20:00:00
ここ最近、ネコちゃんを、きちんと飼う飼い主さんが増えてきました。

以前は、避妊・去勢手術と病気になっただけしか来られない方も居ましたが、今は、ワクチンはもちろん、ネコのフィラリアの予防や食事の管理などきちんとケアーするために、来院する方の方が多くなってきました。

そうすると・・・。

なんと、とても診察がしやすいのです!!!


飼い主さん自身とも普段からコミュニケーションが取れているし、その子の性格もわかっているので、扱い方にしても治療の提案にしてもやりやすい。
また、飼い主さん自身が緊張しないので、ネコちゃんも緊張しにくい。

そして、わんちゃんが鳴いていても、ここはそういう環境だと言うことを学習してくれているので、多少のことでは動揺しない。


さらにさらに。
避妊去勢手術の時の麻酔から覚める時に、ほとんどの子が穏やかに目覚めます。
以前は、麻酔をかけるまでも怖がっていたので、悪夢の続きを見ているように、飛び跳ねながら目覚める子も多かったです。
ですが、ここ数年、パニックになって目覚めた子の記憶が無いくらい 穏やかです。
「ん、にゃ?」って目覚めます。
私たちが怖くないんですね。
そう思うと、めちゃくちゃかわいいです。

ネコちゃんを診察に連れて行って、嫌な思いをしたという飼い主さんも多いかもしれませんが、普段からの動物病院とのつきあい方を考え直した方が良いかもしれませんね。
ネコちゃんは人見知りをする子が多いです。
今までの病院で、なついていたとしても、新しい病院に行ったとたん態度が変わることもあります。
その先生が悪いのでは無く、環境が変わったことが原因のことも。

普段から性格がわかっている子で、大人しく診察をさせてくれるようにしていると、スタッフの人数が少ない時でも対応出来る場合もありますが、何年も来ていなくてひょこっと診察依頼をされても、補助が居ないと診察出来ないこともあります。

ネコちゃんが嫌がるから、病院に連れて行きたくないという飼い主さんもいらっしゃいますが、連れてくる習慣をつけて下さると、なじんでくれる子もとても多いのですが、飼い主さんがそう思い込んだり、連れてくる手間をかけられないと、どうしてもネコちゃんと私たちの距離を縮める事は難しいです。

それから、飼い主さん自身がイライラしていたり、病院に不満を持っていたりすると、簡単にネコちゃんに伝わります。
そして、その怒りから、ネコちゃんも怒り始めます。
わんちゃんも同じ。
最低でも、飼い主さんと信頼関係が築けていないと、穏やかな診察は難しいですね。
ちゃんと飼い主さんのことを見ているんですよ。

「これだけのことをしたら、答えてくれるはず。これだけ努力したのに、反応が無い。時間の無駄」と言った発想だと、動物と理解し合うのは難しいです。
「これだけのことをしたけど、まあ無駄でも良いか。地道に・・・。ダメ元で」くらいで。
その中で、少しでも良い方向に向くことがあったら、ラッキーって位の大きな気持ちが無いと、難しいですね。
行ったり来たりってことも、もちろんありますよ。
でも、いずれにしても、やっぱり来院のチャンスの多い方の方が、診察しやすいです!
間違いないです。


普段から困らないようにするためにも、かかりつけの病院と上手に連携を取れるようにして下さいね。

今回は特にネコちゃんのことを書きましたが、わんちゃんも同じです!

私は・・・と言うか、当院の考え方として、
動物病院は病気や困ったことが起きてから探すところでは無く、普段から動物のケアーをするために専門的なお手伝いをしてもらうところ。(動物関連で、唯一国家資格を持っている施設)
動物を飼うためのおつきあいは、必須です。

当院では、そう思っています。

病気にならなくても、普段からマメに動物病院に、行きましょう!

当院では、散歩のついでに、「遊びに来たよぉ~~~!」ってわんちゃんたちも多いです。
診察途中だと出られないこともありますが、手が空いている時は、私も積極的に出て、コミュニケーションをとっています。

動物たちにとって動物病院は特別な場所では無く、当たり前の場所、生活の一部としてあげるお手伝いを飼い主さんにお願いします。



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年中投与?フィラリア予防
2016 / 02 / 15 ( Mon ) 08:00:00
今年は、変な気候ですね。
蚊の感染が、心配です。

バイエル薬品(フィラリアについて)
フィラリアを媒介するかは、多種居ます。

その中の一例として、アカイエカが居ます。
アカイエカは、成虫のまま越冬します。
アカイエカの生態

と言うことは・・・。
活動温度に十分達したら、刺されてしまうのです!!!
蚊の活動温度(ムヒの会社)

そうです。
15℃を超えたら、活動出来るんです。
そして、知らずに部屋に持ち込んだら、もっと温かかったら・・・。



昔、雪が降った日に飼い主さんが、「フィラリアの薬の追加を下さい」と来られたことがあった。
1月のことでした。
私は、「さすがにこんな雪が降るくらい寒くて・・・。吸血しない蚊では?」と言うと、「潰したら血が出てきたんです」とのこと。

それ以来、私の考え方は変わりました。



そう、私自身も10年前くらいでした。
クリスマスイブの日。
入院が居て泊まっていました。
耳元で、「ブゥ~~~ン」
蚊の羽音でした。

その日は、寒い日でした。
しかし、確かに庭作業をしました。
どうも、一緒に部屋に持って入ったようでした。
私はその夜、蚊に刺されました。


と言うことで、こんなに暖かい冬。
確かに、最高気温氷点下になった日もあったものの、でも、現代の日本は、何かしら暖かい場所があり、そういう場所で越冬出来ます。
自動販売機の裏だったり、エアコンの室外機だったり。


もうね。
さすがにこんな変な気候。
フィラリアを福岡でも通年投与した方が良いなと真剣に訴えようと思い始めました。
ちなみに、沖縄は、もうずっと昔から通年投与です。

フィラリアの注射の人は何ら心配ないのですが、内服の方で、追加投与していない方が心配。。。


しなくてイイよ。
と言う先生。
何を根拠に言っているのかわかりません。

フィラリアは、だいたい予防出来ていたら良い病気では無く、完璧が求められる病気だから、投与忘れで感染なんて。
また、飲ませ忘れが毎年あっても、検査で引っかからない方も居ます。
そう言う方は、私が過剰にすすめていると思ってらっしゃるでしょう。
しかし、1回の飲ませ忘れで感染したワンちゃん達を、私はたくさん見てきています。

また、フィラリアの検査の精度は、90%程度で、100%ではありません。
だから、あれで陰性だから感染していないとは言えません。

あくまでも、投薬に際して、スタート出来るかどうかくらいで検査しています。

私自身、フィラリア感染で症状を出しているにもかかわらず、検査試薬でも顕微鏡の検査でも、いずれも陰性で、最終的に腹水中に迷入した虫体を確認することで、やっぱり!!!と言う症例がありました。
だから、フィラリア検査での陰性と言うことは、感染していない

何度も言います。
感染していないとは言えません。

フィラリア予防の前は、必ず検査を受けましょう。
検査を実施している動物病院は、「え!この程度で感染してしまうの!?」と言う症例に遭遇することが多く、予防に関してきびしい意見を言ってくれますが、検査をしない病院ではそんな事にも気づけません。
薬を売っているだけの病院だと、本当の予防は出来ません。
そして、予防だけしか出来ない病院では、正しい知識を持っていないケースもありますので、きちんと診療も出来る獣医師の居る動物病院を受診され処方を受けられることをお勧めします。
ペットショップに巡回してきて、ついでに予防する獣医師が居るそうで(^◇^;)。
怖すぎます。
正しい知識が無いと、完璧な予防は出来ませんからね。
予防だから・・・と言うのが、あとあと大変なことに。

もちろん、予防するしないは飼い主の自由です。
私の出来ることは、正しい情報を発信することだけです。

私自身は、自分の大切なパートナーのことで、ドキドキはしたくないので注射を選択して、いつまで投与したら良いの?って言う不安を無くしています。
私のわんこ達も、今年で4年目です。
本当に楽ですし、安心です。

まだ、フィラリアの注射の受付をしております。
通年投与になると、内服薬の方が高くなります。
ご相談下さい。

そろそろ、フィラリアの注射の予防の受け付けを終了する予定ですが、内服薬から切り替えられる方を対象に、もしかしたら延長するかもしれません。
内服薬の方の反応を見て検討します。

毎年注射の方は、もう少しで一度終了しますので、早めにお越し下さい。
2月22日の週以降は実施するか未定です。
注射溶液の溶解の都合がありますので、期間を過ぎたら打てない場合があります。

当院は、注射を実施してもう4年目で、実績があります。
もちろん、注射を避けた方が良い症例もあります。
あまり経験の少ない先生の場合、そこら辺がどうなのかな?と心配になります。
診療施設に獣医師が常駐しないところも、そうですね。


大切なわんこを守れるのは、飼い主であるあなただけです。



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テレビでの間違えた報道
2015 / 10 / 11 ( Sun ) 10:00:00
先日、イベルメクチンが元々私たち獣医療では、昔から使われていると言うことは書かせていただきました。

10月9日の羽鳥慎一モーニングショー。
前のモーニングバードですが、そちらで、残念ながら間違えた情報が流されてしまいました。

イベルメクチンは海外だけでなく、日本でも多くが助けられている。

人の疥癬や、沖縄の糞線虫。
人だけでは無く、犬のフィラリアの予防薬として・・・。

VTRが流れました。
その中で、イベルメクチンは犬フィラリアの予防と治療薬として~~~と流れました。

ん、ちょっと引っかかりました。
治療と言えば治療だけれども、ちょっと違うなぁ~って。


VTRが終わって、長嶋一茂さんが、「このお薬を投与すれば、治療も出来るんですか!?」と、専門家?に聞くと、ちょっと戸惑いながら、「はい、治療も出来ます」と答えた。

私はテレビの前で、釘付け。

え!!!

そして、長島さんも疑問に思われたんでしょうね。
「このお薬を投与すれば、感染しても治すことが出来るんですね」

その詳しいという人。
「はい、治せます」

そんなニュアンスのやりとりでした。



これは間違えた情報です。

感染が重度の子に、イベルメクチンを投与すると死ぬ危険性があります。
だから、毎年フィラリアの薬の投与前には、血液検査が必要なのです。

感染しているケースの投与する場合は、他の薬を併用したり、獣医師の指導の下、慎重に投与されます。

また疥癬などの場合は、感染してもこれを投与することで駆除できて、治すことが出来ます。
しかし、フィラリアの場合は、感染して、成虫を即効性で殺す効果はありません。
また、感染して症状を出しているワンちゃんは、基本的に心臓病の治療が必要になります。
そして、ほとんどの症例で一生心臓病の治療をすることが多いです。
そこまでなると、治るというニュアンスとはほど遠いでしょう。

なので、テレビでのやりとりとは、かなり異なります。

「予防せずとも、感染したあとに帳尻あわせで薬を投与すれば間に合うのに、なんで動物病院の先生は、毎月薬を飲ませろなんて言うんだろう」
「獣医師が、間違っているじゃん!」
なんて事にもなりかねないないですよね。

人って、楽な楽な情報の方を選択する傾向にありますから・・・。
しなくて良いという先生方が神扱いされます。
しなきゃいけない情報が正しくても、一人間違えた人がしなくて良いというと、人ってそっちの意見に、ドドッと流れ込みます。

このように、飼い主様方へ伝わってしまったのであれば、この報道は、とても責任の重いものとなってしまいます。

動物のことを知らないのに、軽はずみなコメントはしないで欲しかった。

動物のことは、きちんと獣医師に聞いて下さい。
そして、テレビで間違えた情報を流さないで下さい。

テレビは訂正したとしても、特に朝の番組などは、すべてを見るわけでは無いですし、後日訂正されたとしてもその訂正が届かない可能性があります。
ですから、テレビはもう少し慎重に放送をして欲しいって、いつも思います。



今回の放送内容は、まちがっています!
正しい情報は、かかりつけの先生に必ず確認して下さいね!


涼しくなって、予防薬をそろそろ止めようかなって思っていませんか?
最後の投与忘れ、もしくは意図的な終了で、感染してしまった症例を、私はたくさん見てきています。
それは、毎年きちんとお薬投与前に血液検査をしているからです。
(検査の限界で摘発されないケースもあります)

フィラリアの予防を、きちんと最後まで続けましょうね。
イベルメクチンだけでなく、他にもいっぱいお薬はあります。
当院では、開発会社を応援(新薬開発のため)したい気持ちと、先発品の安心安全性で、特に命にかかわるようなお薬などは、出来るだけジェネリックは使わないようにしています。
イベルメクチンも、安心のジェネリックでは無いお薬を取り扱っています。


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