これが日本の医療現場
2015 / 01 / 04 ( Sun ) 13:00:00
こんにちは。
今日まで診療はお休みで、ゆっくりしております。

で・・・でも、せっかくの休みの間に何が出来ただろう。

あれやこれや、結局、のんびりは出来なかったかも(^◇^;)。

とは言いながら、朝からFace Bookのチェック。
友人がいいねをしている記事に目が留まって、見て見ました。
http://ameblo.jp/drpinky/entry-11972348206.html

この先生の言われる事。
私の個人的見解ですが、その通りだと思いますよ。

私だって人間の病院で、スエットの上下、スリッパのような靴を履き、カウンターに片肘ついてため口で話しかける女性を見た事があります。

病棟で、看護師さんを、つえで払って叩いているシーンも見ました。
ビンタされている看護師さんも見ました。
パシッと叩く音が廊下に響きました。

いずれも認知症が入っていたようですが、たぶん、元々の考え方がそうで無い人はそういう行動に出ないと思います。
実際、認知症が入っているからこそ、看護師さんに迷惑をかけないように気を使いすぎて、自分でトイレに勝手に行ってベッドから転落と言う事も、知り合いから聞いた事があるくらい。
私は認知症になっても、後者の方だろうなと思う。
まあ、それはそれで迷惑をかけちゃう事ですが。



し・・・なんたって、動物病院でも、あれやこれやひどいですよ。

無茶な事言う人。
いっぱぁ~~~~~~~~い居ます。
だから、私の胃は穴が空きそうです。
冗談抜きで、胃酸抑制剤を出してもらって、しばらく飲んでいましたから。
で、今も、時折痛いので、胃の粘膜を保護するサプリを飲んでいます。


救急車。
呼ぶのメチャクチャためらいますけどね。

そして救急の仕事って、お仕事とは言えど、夜中中起きて仕事するのって大変ですよ。
そして、救急はホント一歩間違えると命にかかわるから、ハンパ無い緊張感だと思います。

だから、先生の言われるとおりに検査を進めていただき、感謝の気持ちを告げて、お世話になる。
(言いなりという意味では無いですよ)

って、当たり前!!!


お願いする立場なんだから、お世話になりますって頭を下げるのが。


でもね、私たちの現場でも、そりゃ~そりゃ~強い飼い主さんも居ますよ。

「そんな口の利き方して良いと思ってるの!」
心の声:(ええ、私は敬語で話しておりますし、たいした内容は話していません。確かにあまりにもひどい態度なので、大きく強い口調では話しました)
前回の診察で、「ちゃんとここを観察してきて下さい」と伝えたのに、全く診てきてくれていないし、「いちいち飼い主が言わんでも、プロなんだ診ればわかるだろう!」と。そんな態度の方から出てきた言葉です。
だから
「はい:(私の話し方は間違っていない)」と答えました。
って言うか、その言葉そっくりそのまま、お返ししますって感じ。

本当はもっと前後関係を詳しく書きたいのですが、個人情報手触れるのでここまでしか書けません。
詳しく書けば、どうして私が観察してきて欲しいという宿題を出したのかなども、わかっていただけるのですが。
犬は怯え、飼い主を全く信用していません。
そんな状態で、診察台の上では固まってしまって無反応。
精神の発達障害の疑いがありました。
ですから、いくらプロの私でも、そんな精神状態のワンちゃんとは会話が出来ません。

そもそも人間の医療では、いっぱい問診されます。
でも、動物の場合は、飼い主がその代わりとなって正確に情報を伝えて下さらないといけないし、痛いとか気分が悪いとか、人間だったらどこが・どの辺・どの程度と伝えられるけど、動物はそれが正確には獣医師には伝わらない。
一つの例としてすごく多いのが、
「猫が便秘気味で、トイレに入りっぱなしで」と言う主訴。
この場合、便秘でなくおしっこが出ずに、ん~~~といきんでいる事が多いんですよ。
だから、私たちはそこら辺を想像して診療しています。
って言うか、その情報すらなく、「朝起きたらグッタリしていた」なんて事、昔はしょっちゅうありましたね(T^T)。

だから少ない情報で、私たちがどれだけ診療を組み立てているか。
だからこそ、一つでも多くの情報が欲しいって。
そこら辺もわかって欲しいなぁ~~~って思う。
どれだけ難しい仕事かって。

話は戻しますが、私たちに対してそういう言葉を投げかけるなんて、人にお願いする側の態度じゃ無いと思う。
私が獣医師として現場に居るから、言うのではない。
一人の人間として、私がお医者さんにかかった時に、私はこんな態度はとらない。
見た目だけで判断してはいけないのですが、待合室でも、イスに浅く掛け背もたれに反っくり返っていました。
娘・母共々に同じような態度。

私は、見た目がソフトなので、『何を言っても良い』、『強く言えばひるむだろう』と勘違いして、結構ひどい事を言ってくる人居るんですよね。
ビビリませんo(^-^)
だから、お互いのため、止めましょうね(*^▽^*)
ハッキリ物事を言う方ですが、争い事はしたくないので、なるべく回避します。
ですが、それをグダグダ言ってくると、プツンと言う事に。
と言っても、今まで私の獣医師人生の中で、数ある診療件数の中でこういう事は、5本指の数もありませんが。。。
そうならないように、なるべく回避します(^◇^;)。
プッつんならずとも、開いた口がふさがらない話は、星の数ほどあって。

もうすこしクールに対応して流せば良いのに、相手にわかってもらうために努力し過ぎちゃうんですよ。
それもこれも、目の前に居る動物を見捨てるわけにいかないから、ワカランチンの飼い主に協力してもらおうと、努力してしまいます。
それが、胃に穴を空ける原因なんだよね。

動物が、好き過ぎて。
そういう意味では、私、この仕事に向いていないわ。


人間の病院でも私は、先生や看護師さんの手助けがあってこそ出来る事ばっかりで、自分で何も出来ないんだからって、ホント感謝します。

これは、自分が獣医師になる前から。
当然、人としてと考えると、そうじゃないかな?

もちろん、疑問に思ったり、お願いしたい事は伝えますよ。
それを、なんというか、考え方の方向性が間違っている人たちが増えていますね。


こちらの女医さんのブログにも書かれているのですが、「時間に間に合わない。仕事を早く終われない~~~」関連。

私も、あります。
それも良くある話。

「診療受付時間内には仕事が終わらないので、待っていて欲しい」

「時間内にお願いします」

「無理。でも診て欲しい(挙げ句の果てには、自分が行けない理由を長々と説明され始める。それもあまり共感出来ないような内容)」
(基本、時間外は診ていません。夜間救急動物病院が出来てからはそちらを紹介しています。また、その後、会議や勉強会などの予定が入っている事もしばしば有ります。)

「では、時間外料金が発生しますが」

「じゃあイイ」

普通に考えてみましょう。
時間設定がある事で、それを過ぎそうだったら。
選択肢1:自分が時間を作る
これが普通。
でも、それでもと言うのであれば、そして、相手が無理をしてくれるというのなら、
選択肢2:時間外料金を払う

じゃあイイって言える程度の事とは、結局、私たちの善意に甘えているだけなんですよね。
本当に重篤だったら、「それでも診ていただけるのであれば・・・無理言って申し訳ありません」となる事でしょう。
今は、残業なども無理強いさせられない時代になって来ています。
それを無理強いするのであれば、それ相当の対価を従業員に払わなくてはなりません。



昔、私が二十歳の頃、救急で運ばれた病院が、それはそれは遠くて。
退院後の通院治療の話。
授業が終わって病院に着いた時は、受付時間を1分過ぎていました。
また、私たちの学校って、時間通りに授業が終わらないんですよね。
実習なんて、平気で時間過ぎるから。
だから、アルバイトなんかも出来ません(余談ですが)。
で、バスと電車を乗り継いで、駆け込んで1分の遅刻。

あ~~~。
と落胆の私。
「時間外料金がかかっても良いのであれば、良いですよ」
と言って下さった受付の方。
神様のように見えました。
もちろん、「お願いします!」と。
時間外料金がいくらかかるなんて聞きもせず。
どれくらいかかったかも覚えていませんが、とにかく診ていただけるという言葉に、感謝以外の感情は生まれませんでした。

そして、時間が過ぎている事を先生に謝り、診ていただきました。
もちろん、かなり恐縮して。


今の時代、「え~、たった1分過ぎて時間外料金だと!!!」って、患者さんから切れられるでしょうけどね( ・∀・)
私は、切れないかなぁ~。
だって、さっき書いたように、感謝以外無いですからね。

時間外は時間外で、間違いないんだから。


ここには書けないような話も、いっぱいあります。
ここに書ける程度だから、たいした内容じゃ無いし、共感度も薄いでしょうけどね(^◇^;)。
し、思い出したくもないような事もあって、忘れちゃった事もたくさん。
じゃないと、やってらんないわぁ~。



一緒に病気を治していくという気持ちがあれば、先生やスタッフにそんなひどい態度は取れないと思います。
自分の病気やケガを、医療従事者に丸投げしている、相手のせいにしているから、相手を責める事だったり、注文ばかりになるんじゃないかなぁ~って思ったりします。
お任せする事はお任せして、でも、自分が出来る事は責任を持つ。
そして、それが守れない事で治らない事は全部自分の責任だし、それによって、またかかりつけの先生などの頭を悩ませているという迷惑も考えると、自分の事情ばかり言ってられないと思うんだけどなぁ~。

医療従事者は、ホント一生懸命、相手の事を考えてくれています。
人の助けになりたい(私たちは人と動物の助けになりたい)と言う気持ちから、仕事に就いている人がほとんど。
だから、相手が元気になる姿を見て、ホント安心するものですし、うまくいっていないと悩み、ストレスになるものです。


自分が元気になる事は、自分のためだけじゃない。
お世話になった方々への感謝も込めて、できる限りがんばらにゃ~いけないと思いますよ。

日本の医療が医療崩壊しかけている原因の一つは、患者マナーだと思います。
だから、産婦人科医が減り、救急医が減り。
私は、そう思います。
医師の数を増やすとか、そういう問題では無いと思います。
増やしたって、関係ない分野に行ってしまいます。

将来、安心して医療を受けられるために必要な事は、私たちが、感謝の気持ちを忘れない事だと思います。
あからさまに出さなくてもイイです。
やるべき事をやってその気持ちを忘れなければ、医療従事者に向き合う気持ちは、ちゃんと伝わりますから。

今度、病院(&動物病院)にかかる時、そんな気持ちで行かれて下さい。
このブログは、かかりつけの飼い主様のみならず、いろんな方が見てらっしゃるでしょうし、動物を飼っていない人も見て下さっているでしょうから。



みなさんの健康、そして、みなさんの動物たちが1日でも元気な姿で過ごせる事を、応援しています♪






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