先生に怒られる・・・。
2012 / 10 / 01 ( Mon ) 11:45:00
「先生に怒られるから」
よくそういうキーワードを耳にする。

えっとぉ~~~。
わたし、飼い主様向けに、怒ったことはあまりないですけど。。。


話を聞くと、だいたい日常管理のこと。
「体重を増やさないで(減らしましょう)」と言うのがトップ1位。
「人間の食べ物は、あげないようにしましょうね」
「食事は、動物が催促するなりにあげるのではなくて、きちんと量を管理しましょうね」

とか・・・。

怒っているんじゃ無いんですよね。
アドバイスなんです。



言わない方が良いの?

ニコニコして、流していれば良いの???


だったら、言いませんよ



その方がわたしも楽だもん
本当にすごくラク!!!
あ~~~、楽ちん。


だってね。
この飼い主様には、どうやったら気持ちが通じるかな?って、一人一人アプローチを替えて、接しているんです。
みんなに一律に同じように伝えても、伝わらない。
言って、伝えて、共感してもらって、実施してもらう。
このステップを踏むためにどうしたら良いか。
だから、試行錯誤しながら、信頼関係を気付いて、どうやったらこの子にとってベストかを考えているんだけどな。


それで嫌われるんだったら、やぁ~~~めた、止めた!



動物病院って、病気を治すところ。
だから、治すことだけに専念しよっと!
でも、治らない病気もあるんだよ。
そんでもって、前もって知識があれば、ならない病気だってあるんだよ。

予防獣医学も、ちゃんとした獣医師の仕事なんだけどな。
こんなにみんなに、イヤがられるんだった。

そうそう。
みんな『自分の子に限ってならない』と思っているんだったら、病気になって治療を受けたらイイよ。
診察中のアドバイスは、無料(診療費に含まれるから)。
でも治療すれば、治療費を病院に払わなきゃいけないんだから。
割り切りましょうか?


うちの病院は、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症がほとんどありません。
避妊手術をしている子が多いからです。

でも、わたしの大学時代の同級生も、他でも避妊手術を薦めない先生もいます。
なんで?と聞いてみたら、
「めんどくさい」とか。
「病気が減ってしまうじゃん!避妊手術より、乳腺腫瘍とか子宮蓄膿症の方が儲かるじゃん!」とか。
考え方は様々。
単に、薦めない先生が悪いと言うことを書いているわけでも無いのですが、そういう考えを元々持っていて、意図的に薦めない獣医師も居るという事。
別に悪徳とも思わない。
だって、薦めて恨まれることを考えたら、必然的にそうなってしまいますよね。


わたしも以前、避妊手術だったか去勢手術だったか薦めて実施。
その後、太ったそうです。
手術する前に、ちゃんと肥満のリスクは伝えています。
でも、太ったのはわたしのせいだそうです。
わたしが手術を薦めて、手術したから太ったと言うことです。


と言うことになるんだったらね。。。


ただ、この前、肥満の勉強会に行ってきた時のこと。
アメリカでは、ネコちゃんの肥満に対して、「糖尿病になるかも知れないですよ」と言わなかった獣医師が、訴えられたと言うことを言っていました。
獣医師には、それを事前に言っておく義務があったと。
アメリカはとんでもない訴訟がありますが、日本も段々アメリカナイズされてきているので、そういうことも起きるのかな?


それから、痩せないとコントロールできない病気の子(多くが糖尿病)や、食事の厳密な管理が必要な病気(食物アレルギーや糖尿病、腸炎、その他様々な病気)が有った場合、私達は、どうやって飼い主様と接したら良いのでしょうか?
言ってもやってくれない。
ウソをつく。
こっそり与えている。

でも、病気のコントロールできない(症状が改善しない、もしくは、悪化する)。
そんな場合、コントロールできないのは、『獣医師の腕が悪いという結論』に達してしまう・・・。


どういう立ち位置に立てば良いのでしょうね。
これからの獣医師は。


動物が好き過ぎるから、わたしはダメなんだと思います。
「つらい思いをさせないように」
「病気にならないようにって」

割り切らなきゃいけないんですよね。。。
次世代の動物病院は。。。

葛藤が・・・。



『FC2ブログランキング』 と 『人気ブログランキング』 に参加しております。
よろしければ、それぞれ、2つのランキングに クリックお願いします。


クリック&応援よろしくね♪あずきバナーも出来ました。(FC2ブログランキング)

クリックよろしく!引き続き 『だいずは見た!』バナーもよろしく!(人気ブログランキング)

↓応援の拍手も、よろしくお願いいたします。
スポンサーサイト

病院での出来事 TB:0 CM:0 admin page top↑
<<言い訳をしに・・・。 * HOME * ハーブの力(皮膚再生途中の症例)>>
コメントの投稿 














管理者にだけ表示を許可する

 

*Comment  Thank you*
comment
trackback
trackback URL
http://kiyomivet.blog112.fc2.com/tb.php/450-c5d84019
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
* HOME *