歯根膿瘍
2010 / 11 / 19 ( Fri ) 21:32:28
今日の主人公は、14歳の男の子。
白内障で、眼も真っ白です。
飼い主様のご協力の下、症例をUPしております。
sikon-nouyou-3.jpg

「数日前から、膿の鼻水が出てきた。歯もグラグラしている。」とのことで来院。
飼い主様は、元看護師さんということもあり、歯からきているんじゃないかなぁ~とのこと。

どんぴしゃ。
犬歯を見ると、グラグラ。
かなりグラグラしていたので、抜いてみましょうと、引っ張ったところ、簡単に抜けました。

こんな感じ。
sikon-nouyou-1.jpg
残っていた根は、1mmくらいしかなく・・・。
右のほうが歯の先端側です。
きれいな部分だけが、本来の正常な歯の出ている部分です。
何かしらが付着しているところは、歯茎に埋もれていたところです。
(この歯の全長の半分くらいが、歯茎の中に埋もれていると考えてください。)
この何かしらと書いたものは、膿です。
歯石と歯垢が付着して、歯周病を起こし、歯肉が退行してしまっています。
それに感染を起こして、こんな膿状になってしまっています。

歯を抜いたあと、クシュン。
数回くしゃみをしました。

飼い主様が、「先生、こんなの出てきたよ。」と、ティッシュにつけて見せてくださいました。
sikon-nouyou-2.jpg
膿の塊です。(私自身、こんなに思いっきり塊で出てきた症例を見たのも初めてで、写真に収めました。)
歯から鼻の穴に炎症を起こして、鼻の穴の中で出来ていた膿の塊でしょう。
思いっきり出てくれたので、鼻水が治まるのも早いでしょう。

歯根膿瘍は、
「眼の下が腫れてきた。」
「眼の下から、膿が出てきた。」
だいたいそういう症例が多いです。
奥歯のトラブルで起こすケースが多いですね。
今回は、犬歯だったので、鼻水という症状だったようです。

歯が悪くなると、細菌の温床となり、体中にばい菌をまき散らし、敗血症という状態を作ります。
心臓病をはじめ、内臓疾患の原因となることもあります。

歯を大切にしましょうね。


よろしければ、それぞれ、2つのランキングに クリックお願いします。
 

人気ブログランキングへ

↓応援の拍手も、よろしくお願いいたします。
スポンサーサイト

病気・ケガ・健康管理など TB:0 CM:0 admin page top↑
<<猫の写真展 * HOME * 12月の休診予定日>>
コメントの投稿 














管理者にだけ表示を許可する

 

*Comment  Thank you*
comment
trackback
trackback URL
http://kiyomivet.blog112.fc2.com/tb.php/151-f7629b29
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
* HOME *