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獣医ドリトル
2010 / 10 / 20 ( Wed ) 16:19:02
ここ何年も、ドラマは、続けてみることが出来ていません。(飛び飛びもあまりないかも?)
唯一、ゲゲゲの女房は、朝出勤の準備の時に、見ることが出来ました。
普通のドラマは、残業や緊急手術など、とても不規則な仕事なので、時間を決めて見ることは出来ないので、見ようともしていません。

TBS系列で、日曜夜9時から、獣医師のドラマが始まりましたね。
『獣医ドリトル』
「ペットは、癒しか、ビジネスか!?」なんて。
CMで見たときは、「ああ~、また、変なドラマを作ってるよぉ~~~。何がビジネスだよ!」
なんて、若干、冷ややかな気持ちでした。
しかし、獣医師としては、どんなドラマか、1回くらいは見ようという感じで、テレビをつけてみた。

おもしろい!
これは、意識して続けてみたいなって思いました。

①突っ込みどころ満載で。
②私たち獣医師が言えない事を、ガンガン言ってくれるから気持ちいい。

医療系のドラマが始まると、必ずどんな機器を使っているか、見てしまう。
自分の病院と、同じものかどうかなども。
今回は、人工呼吸器が同じだったなって。
人間の医療系のドラマでも、同じ機器を使っていることは多々あって、どれどれ?なんて見てしまう。
本も「おお、もっているのと同じだぁ~。」なんて、若干ミーハー的な。(^^;

突っ込みどころは、とりあえず、見つけただけでこんな感じ。
まず、注射器の空気。
すごいたくさんの空気が残ったまま、注射するんだぁ~。
もう少しスマートな空気の抜き方を教えてあげたら、格好良く決まるのになぁ~なんて。

手術時、帽子から髪の毛がはみ出てしまっているし。
あれだと、最先端医療って言えないぞ!

頭蓋骨をあけるのに、ドリルの先端からあんなに離れて把持したら、手元ぐらぐらするでしょ?

ってな感じかな?

なんて、医療系ドラマは、見ながら突っ込みを入れ、それが面白かったりします。

こんな楽しみ方は、マニアックな楽しみ方で。。。
そして、その程度の間違いは、どのドラマも同じ事ですが・・・。

今回、このドラマは違うぞ!と思ったのは、私たちの言えない事をガンガン言ってくれる。
これ大賛成!


これからのセリフは、書こうと思って覚えていたわけではないため、発現を忠実に再現できていません。
ニュアンスになりますので、ご了承ください。

「だれが、動物医療は安いものと決めたんだ!」
いいぞいいぞ、もっと言って。
毎回言って。

特に、人間も含め、そもそも日本の医療費は安い。
そして、人間は保険がきく。
動物は、国が補償する保険は無いけれども、高額医療が心配であれば、ペット保険に入れば、安心。
動物病院は、任意のペット保険に入らない限り、10割負担です。
保険証を持たずに、人間の病院に行っているのと同じです。

だから、高いというのは、獣医療に対してどのように考えているのかと思う。


「動物はものを言わない、その中から、どういう病気か見つけ出すことは大変なこと。」 
そうだそうだ!
本当にそうだよ。
診察台に乗せた途端に、「うちのこの病気なんですか?」なんて言わないで。
それを診るために、これから時間をかけるですよ。
そして、元気ないって言ったって、痛いのか?、だるいのか?、気分悪いのか?いろんな理由があるんだから。
食事量、排泄の状況など、質問しても、何も観察せず、わかりませんという飼い主。
ものを言わない相手に、見ただけで、何でもわかると思わないでください。
そんなに簡単なものではありません!!!


「こんな、データーもあまりない動物の手術をするのは、危険も伴う。そこまでのリスクを背負ってやっているのだから、高いと言われるのは・・・。そして、うまくいかないと失敗と見なされ、訴訟に持ち込む。」
どんな手術であれ、自分が出来ないから、託しているわけだし、たとえ避妊・去勢手術であっても、どれだけ大変な作業かもわからず、高いと簡単に言う人たち。
命がけで全身麻酔をかけ、一つの大きな臓器を取るんですよ。

さらに、東京のほうでは、訴訟が増えているらしい。
確かに、業務停止になるくらい、ひどい獣医師も過去いました。
だから、訴訟という気持ちもわからなくは無いが、まず冷静に考えてみませんか?
きちんと、人間として獣医師と向き合えば、こんなことは、起きないと思うのです。

憎しみは、何も生まない。
お互い傷つくだけ。
飼い主様の辛い姿。
獣医師と争っているそんな姿を見て、一番悲しむのは、あなたのペットではないでしょうか?
天国からでも、「お父さん、お母さん、そんなことしないで!」って、悲しい目で見つめているかもしれませんよ。

誰も幸せになれない、こんな悲しいことにならないために。
何か困ったとき慌てて、託すのではなく、普段から気軽に行けるかかりつけの病院を作ること
ただそれだけの努力をするだけで、良いのです。
病院に予防や、体重管理、食事指導などだけでも良い。
だいたいの子が、常に病気や怪我をするわけではないので、こういう付き合い方になります。
地道に、病院に通っていただくだけで、飼い主様の性格や、どういった治療を希望されているかわかることもある。
そういう情報は、私にとっては重要です。
治療の方向性を、より飼い主様と動物の性格にあったものを提案することが出来る。
だから、普段から腹を割って話をしませんか?
(上手くいかないケースも無いわけではないですが、間違いなく、飛び込みの方と比べると、飼い主様×ペット×動物病院=協力的な医療が出来る)

そうすれば、気持ちのすれ違いを防ぐことも出来るのではないかと思います。
結果、飼い主様もペットも納得のいかない医療で高額請求。そして、訴訟。
そんな道をたどらなくて、よくなるのではないかと思う。

高額か、そうでないか。
それは、最終的に、満足度に左右されるところもありますよね?


別の獣医師の発言。
「人間の医療は、ホモサピエンスという一種。獣医療は、すべての動物が相手。それで、すべて出来ると思われても困る。」
私は、犬・猫・うさぎ・ハムスターを診療しています。
それだけでも4種類。
よく、犬猫病院といいますが、その犬と猫だけでも、2種類。
猫は、小さな犬ではないと、私たちの世界では言われます。
犬と猫は全く違います。
だから、都会では、猫専門病院も出来ているくらい。
ましてや、完全草食獣のうさぎと雑食獣のハムスターも全く違う。

たくさんの知識量を、要求される仕事です。
だから、こんなこともわからないのか?的な、そういうの、傷つきます。
詳しくは、こちらに思いを書いています。→インターネットの弊害と自己診断

そして、同じ犬でも、超小型から超大型まで。
一つの例として。
それに対応するために、気道確保のための気管チューブというのがありますが、そのチューブのサイズも20種類近くのサイズを用意している。
手術技術も、小さい子と大きい子では、術中の臓器の引っ張り具合も、切開の大きさも全く違います。

うさぎなんて、毛のもつれをとかすのに、ちょっと強く引っ張っただけで、皮膚がはがれると言ったくらいもろかったりする。
そんな子の手術をするのです。

獣医療とは、とても繊細な仕事なのです。 


もっと、この番組を見て、獣医師の気持ちをわかってくれ!!!って思います。
私たち獣医師は、動物が好きで、何とかしたいと思う。
しかし、信頼関係の築けていない相手だと、下手に手を出すと、あとで、すごいとばっちりになる。
この悪い連鎖を断ち切らねば、一番困るのは、動物なのです。


小栗旬という俳優は、特に好きな俳優ではないけれど、でも、すごく男らしく見えるぞ!!!

ドラマの中の動物病院は、年中無休だし。
医療費も、とても高いし。(でもドラマだから、一つの表現方法として、これくらい誇張してもらっても、良いと思う)
すべての動物を診療するとか。
その他さまざま、突込みどころ満載で、若干、偏ったこともあるけれども。
ドラマだから、仕方ない。
でも、『獣医ドリトルは』なんか良いなぁ~~~。

私たちの気持ちを代弁してくれるのか?
このドラマは、私たちの敵か?見方か?

原作者は、友人に獣医師がいるのではないか?と思うくらい、第1話での時点ですが、私たちの繊細な気持ちを表現しているように思った。

今後のドラマの展開に、期待したいです。





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