動物のストレス
2010 / 10 / 03 ( Sun ) 20:22:08
動物は、人間以上にストレスにさらされている気がする。
なぜなら、動物にはその状態を、理解出来ないから。(理解しにくいから)

たとえば、福岡の地震のとき、精神状態が不安定になった動物たちは、たくさんいました。
“なぜ、こんなに揺れるのか”理解できないからでしょう。
そして、「また、あのグラグラがいつ来るのか・・・。」と思うと、不安でたまらないと思います。

残念ながら、「うちの子は、いまだに、怖がるんですよね。」など、何年もたって聞くことがあったんです。
何件も・・・。
しかし、地震のあと、病院にそういう精神上の不安で来院されるケースは、ほとんど無かったのです。

動物に強いストレスがかかった場合、動物病院で治療の対象になります。
ぜひ、来院していただいて、ご相談ください。

また、近くで工事が始まるとか、もう時期は終わりましたが、花火大会の時期など、大きな音などすることが事前にわかっているときの対処方法があります。

分離不安治療薬のような動物用医薬品もありますが、今は、精神状態の緊張を緩和させるサプリメントなども開発されています。
個人差はありますが、動物病院での行動療法とともに、試す価値はあると思います。
(獣医師の指導のもとでの行動療法が無く、薬やサプリのみでは、効果は期待できないと思います。)

動物の気持ちの理解できない方には、ストレスと言ってもピンと来ないかもしれません。
しかし、動物のストレスは、さまざまな病気を引き起こすとともに、人間との共同生活に支障をきたす可能性が高くなります。
事前の対策、事後の対策を、かかりつけの動物病院の先生としっかり相談しましょう。
ただし、動物行動学は、まったく興味の無い先生もいらっしゃいますので、どの病院でも対応できるかわかりません。

当院では、動物の行動療法に、取り組んでおります。
ただし、問題がひどくなってしまっては、時間と根気を要します。
ひどくなる前から、かかりつけとして来院していただき、小さいうちに解決してゆきましょう。
動物の苦痛からの開放は、病気のみの話ではありません。
当院では、精神の苦痛からの開放にも、協力させていただいております。

そして、動物行動療法をするためには、飼い主様の協力は不可欠です。
動物病院の先生が、すべて治すわけではありません。
これは、ドッグトレーナーさんに、お願いした際も同じです。
家での環境や、付き合い方が変わらないのに、治るわけがありません。

行動療法の成功もしくは失敗は、飼い主様自身が、その子をいかに観察しているかにかかっています。
行動の原因を探るために、詳しくお話を聞かせていただきます。
根気強くないと、無理です。
短期間で、答えを出すことは出来ません。
また、問題が発生する前に、、そもそも、なるべく苦痛を感じないように、ゆったり育てる方法もあるんですよ。
一緒に勉強していきましょう。

いろんな個性の子がいます。
その子にあった、付き合い方が必要です。
性格分析をしてもらい、付き合い方を勉強しましょう。
手始めは、子犬のときのワクチン接種の時期など、格好のタイミングです。

また、
イライラしている。
不安そうにしている。
かゆくも無いのに、いつもなめている。
落ち着かず、うろうろしている。
ちょっとした音に、敏感。
泣き叫ぶ。
今まで、きちんと排泄できていたのに、急に出来なくなる。
お出かけのときだけ、排泄を失敗する。

などなど。。。

 いろんな問題行動がありますが、これは 『動物たちの心の叫び』 です。
それぞれによって対処方法は、異なります。


何度も言いますが、問題が発生してからでは、正しい行動に戻すのには、時間がかかります。
しかし、無理ではありません。
根気強く付き合いましょう。
ゆっくり、ゆっくり。

その子のことが好きでしょ?
だったら・・・。


こんなことで、手に負えないと、殺処分される子を作りたくないのです。





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