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ジェネリック医薬品
2010 / 10 / 12 ( Tue ) 12:14:36
「ジェネリック!」なんて、ジェネリック医薬品を強調した、CMもとても増え、近年急速に、ジェネリック医薬品は、専門用語ではなく一般的な言葉となりました。

はじめに、言います!
私は、ジェネリック医薬品は、あまり好きではありません。
あまりといったのは、ジェネリックを使っていないわけではないからです。
でも、昨今の、何でもかんでもジェネリックと言うのは、いかがなものか・・・。


ジェネリックも良いものもありますよ。
しかし、あれらのCMの情報で、間違った情報があるから、あまり好きではないのです。

ジェネリックと言うと、どこまでご存知ですか?
きっとCMの通り、成分も効果もまったく同じ薬と、思ってらっしゃるでしょう。

あれは違います!!!
どこがと申しますと・・・。
有効成分の部分は、同じですよ。
でも、効果は、まったく同じとは言い切れません。
と言うか、違いますねぇ~。 

これが、ひどすぎる薬もあれば、効果の差が微々たる物もあります。
微々たる物は、利用したりします。
でも、これがひどいか、微々たる物かは、見ただけでわかるものではなく、実際使ってみないとわかりません。

え?意味がわからない???
ですよねぇ~。


では、先発品がどのように作られ、後発品(ジェネリック)が、どのように世の中に出てきているかを、説明します。
そこでナゾが解けるでしょう。


薬の開発は、そもそも大手製薬会社が中心となって、研究開発しています。
大学などと共同研究のこともあります。
その研究の中で、ほとんどの薬が世間に出てくることは無く、ボツとなるのです。
動物実験などで、安全性や効果が認められた薬のうちのホンの一握りの薬を、治験という実際の症状を示している人に薬を投与して、安全性や効果を実験します。
そして、人体薬の場合は厚生労働省、動物薬の場合は、農林水産省の認可を受け、発売されます。
ここまでの道のりは、とても長いもので、何年も何年もすごい歳月をかけて、世に送り出されます。
発売されたあとも、テレビのコマーシャルだったり、使う先生への啓蒙活動だったり、勉強会の開催だったりで、かなりの経費を要します。

さあ、やっと広まりました。
広まったとしても、予想した需要に満たない場合は、そこで莫大な損失が生じます。
開発製薬会社は、ここまでのリスクを背負って、新薬の開発をしてくださっています。


では、ジェネリックは?

そこまでの努力をして、開発製薬会社は、新薬を見つけてきます。
しかし、せっかくそこまで努力して見つけても、ずっと独占できるわけではありません。
特許期間というのがあって、その技術を独占できる期間が定められています。
その期間を過ぎると、どこの製薬会社でも発売することができます。

そもそも薬と言うのは、有効成分だけで効いているわけではありません。
基材と言って、有効成分を、投与するために必要な材料とも密接に関係しています。
基材って、私なりに噛み砕いて説明しますと、ある有効成分は飲むには、とてもひどい味をしているとします。
それを飲みやすくするための混ぜ物だったり、カプセル素材だったり。
さらに、その有効成分を、より体に取り込みやすくするためのものなど、さまざまな理由をもった物質と思ってもらったらよいでしょう。
そのため、ジェネリック医薬品会社が、同じことをマネしたとしても、この基材の違いにより、まったく同じ製品にはならないのです。


つまり、科学式上は、同じ成分だが、同じ効き目ではない
だから、同じ製品ではないのです!!!

以前、ジェネリックをそこまで意識していなかった頃。
昔は、ジェネリックのことを、ゾロとか、ゾロ品って言っていました。
なんで、急にジェネリックって言われるようになったんでしょうね?
イメージ転換???



開院して間もない頃、猫の便秘に下剤を使いたいと思い、代診時代によく使っていた商品を、薬の問屋さんにお願いしました。
すると、その担当者が、「ゾロでよい商品があり、よく出ています。」と言うのです。
ん~。
だったら、飼い主様にも安く出せ、効くんだったらいいよねということで、注文し、処方。
しかし、まったく便秘が解消されなかったのです。

おかしいな???
効かない症例なのか?この薬のせいか?

迷った挙句、先発品を頼みました。
そうすると、途端に効果発揮!
そのとき仕入れた、ジェネリックの下剤は、全部破棄しました。
もちろん、処方した分も回収。
結局、ムダにしました。

私の薬(成分上)の選択は正しかったのに、これでは、『この子には、この薬は効かない』と言う判断をし、誤診をするところでした。

そんな経験があります。

また、皮膚病のときに、よく出す抗生物質があるのですが、それも、「まず、ちゃんと有効量に達しているか?、投与の回数が守られているか?それでも効果が薄かったら、ジェネリックではなく、先発品を使いなさい。」と、皮膚科の勉強会などでも言われているくらい。

また、母が眼科に行ったとき、そこの眼科で他院を紹介され、紹介病院に行きました。
いろんな薬に合わせて、前の病院と同じように、ビタミン剤も出されたようです。
そこで母が、「なんだか、今度はしみて、痛いのよね。」と言う。
どれどれと、点眼薬を手にとって見ると、前の病院は先発品、今度の病院では後発品を出されていました。
基材の違いで、眼にしみた(=副作用)ようです。
私みたいに医療知識があれば、わかりますが、母が、あとの病院に再診に行ったとき、追加で出してもらうとき「先発品はしみなかったので、あれと同じのを出して欲しいのですが。」と言っても、同じ成分だからと、その先生は、出してくれなかったそうです。


特許切れの2010年問題と言うのがあるそうです。
開発医薬品メーカーさんから聞きました。
今年がその年で、特許が切れる薬がたくさんあり、そのため、ジェネリック医薬品の会社は、ますます力を入れています。
国も、ジェネリックを使ってくれるほうが、医療保険料を安く押さえることが出来ます。
そのため、国も、推進しています

だから、表向きは、ジェネリックの良いところばかり出ますが、悪いところもあることを理解しておいたほうが良いでしょう。
ましてや、自分から「ジェネリックにしてください。」と言うのは、やめたほうが良いと思います。

以前、確か国のCMだったかと思いますが、ジェネリックを選択しようと言った趣旨のCMがあったように覚えています。
その頃、ゾッ!としていたことを思い出します。

誤解を避けるため、もう一度言います。
ジェネリックの中にも、それなりの効果を示すものもたくさんありますので、私も使います。
でも、開発会社ほどのきちんとした試験をされていないから、副作用や、効果が十分無いとかいったことが起きる危険性があります。
だから、ジェネリックが出て、すぐ使うことはありません。
周りの先生などに、効き具合を聞いて、使うようにしています。

そして、何より、ジェネリックが嫌だなと思うのが、ジェネリックは、確かに先発品と比べて少しだけ安いです。
でも、何割か安い程度です。
開発会社が、どれだけコストをかけて作ったかを考えると、ジェネリック医薬品会社って、おいしいところだけ持っていくし、なんだか嫌だな、ずるいなって思います。


開発医薬品会社に更なる医薬品を開発してもらうためにも、もうちょっと良い付き合い方が必要なのではないかと思います。
だからかな?
最近、開発会社が、一生懸命、薬の開発に貢献していますって、CMしていますよね。
ああやって、一般の方にも、開発会社とジェネリック会社の違いを知ってもらっても良いでしょう。


私は、開発会社の回し者ではありません。
冷静に医療人として考えることです。
開発会社の体力が落ちて、ジェネリックばかりになってしまうと、医療の発展は望めません。
だから、応援したいと思います。

未来の明るい医療のために。



PS.もう、何年も前から、ジェネリックの違いは書きたかったので、やっと文章にまとめることが出来ました。


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